明太子の食べ過ぎは悪い? 塩分量が病気の危険 

明太子は言わずと知れた魚卵です。魚卵ときくと、プリン体や高コレステロールなど、なんだか健康に影響を及ぼしそうだと立ち止まる方も多いのではないでしょうか。しかしながらその美味しさからつい食べたくなってしまいますよね。

では今回は、そんなとってもおいしい明太子をついつい食べ過ぎてしまうとどうなってしまうのかについてお話したいと思います。

明太子 食べすぎ/プリン体と痛風

まずは、食物から摂取するプリン体と痛風の関係について。

魚卵はプリン体が多く含まれる食べ物として、痛風患者やもしくはその意識をしている方から敬遠されると言っていい食品です。

あたりまえではありますが、魚卵は魚の卵なので、生命に必要な栄養が詰まった食べ物です。

プリン体は、100gに対して300mg以上含まれているとプリン体が高含有であるそうですが、明太子のプリン体ははたしてどのくらいなのでしょうか。

明太子に含まれているプリン体は、120mgほど。意外にもそこまで多くあkりません。

「プリン体」は主に「旨味成分」をあらわしています。必須アミノ酸などと違い、体内でも生成されます。

通常は体内でそのまま消化していきますが、何らかの理由でおいつかなかった場合、尿酸として体に蓄積していき、結果痛風の「激痛」を引き起こします。

 

明太子 食べすぎ/コレステロール

明太子の食べ過ぎによって心配されるもののひとつに「コレステロール」があげられることをご存じの方は多いと思います。

明太子には、100gあたり約280mgのコレステロールが含まれているそうです。

100gの明太子というのは、細長いかたまりの明太子が約3本分。

100gあたり280mgのコレステロールというのは、食品の中で比較的高い方に位置するといえます。

ここでひとつ興味深いのは、明太子には、コレステロールのほかにDHAやEPAという不飽和脂肪酸が含まれているということです。

不飽和脂肪酸は、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあるとされています。

DHAやEPAが含まれているからいくら食べてもコレステロールが増えないというわけではありませんが、体のために摂取する価値はあるのではないでしょうか。

明太子 食べすぎ/取り過ぎによる病気

そんな、人間の体に必要な栄養も取れそうな明太子ですが、とりすぎるとどんな病気になってしまうのでしょうか。

・痛風

痛風は、主にプリン体のとりすぎが原因で起こるとされています。

プリン体は、体内でも生成されますが、通常は食事でプリン体を一定量ふくむ食べ物を摂取しても、腎臓を通して分解されます。

しかし、「飽和溶解度」という限界を超えた場合、尿酸は「尿酸塩結晶」となって体内に流れていきます。これを白血球がみつけると、いわゆる“風が吹いても痛い”ほどの激痛を引き起こすのです。

痛風は現代病ともいわれ、食べ過ぎや飲みすぎ、激しい運動やストレスなどによってかかるともいわれます。

・むくみ

明太子には多量に塩分が含まれます。

塩分は体の中に入ると、体内の水分の浸透圧を調整しようとします。そこで、水分を毛細血管から皮下組織間へと排出させます。これによって、体がむくんだ感覚を覚えるのです。

むくみ自体が病気なわけではありませんが、体内の浸透圧を保つために肝臓や腎臓が働くので結果的に臓器に負担がかかり、病気を招く原因になります。

・腎臓疾患

腎臓は、体内に入ってきたあらゆるものが混ざった血液を“ろ過”することで、血液をきれいにする働きを担っています。

そのため、体の中に不要なものがたくさん入ってくると、おのずと腎臓はたくさん働くことになるわけです。

悪玉コレステロールや塩分、プリン体といったものも、多量に入れば入るほど腎臓に負担がかかり、むくみや貧血、はたまた病気を引き起こすことになります。

腎臓の疾患の種類には、次のようなものがあります。

・腎炎

腎臓の一部に炎症が起きている状況です。急性や慢性などで症状や対処法が変わります。

・腎硬化症

腎臓が固まり、その機能を果たせなくなっています。

・腎不全

徐々に腎臓をむしばみ、最終的には腎機能が10%以下の状態にあります。

尿が出なくなったり、体の毒素を処理できない状態になってしまいます。

・胃がん

「胃壁」と呼ばれる胃の内側の粘膜がガン化することでできる悪性腫瘍。

初期の症状はほとんどありませんが、進行してくると体重が減少したり内臓の痛みを感じるようになるそうです。

・高血圧

塩分などをとりすぎることで、血液の中の水分量が増え、血管を圧迫します。

運動をしたりすると一時的に血圧は上がりますが、何もしていない状態でも血圧が高いままを保っていると、血管だけでなく腎臓などの内臓にも負担がかかり、結果的に脳卒中や脳梗塞を引き起こします。

明太子 食べすぎ/病気の予防方法

明太子は、100gあたりのコレステロールやプリン体は多く、食べすぎると成人病や高血圧の原因になりかねません。

では、一日どれくらいまで食べてもいいのでしょうか?そもそも、食べすぎとはどれくらいの量なのでしょうか?

明太子を食べるとき、一日に片腹(卵のかたまり1本分)までがおすすめです。

“100gの明太子”の量は、大体卵のかたまりで3本分ほど。

明太子にはコレステロールと同様に、DHAやEPAなど、悪玉コレステロールを下げてくれる成分も入っているのです。しかし、味付けしてある魚卵であるため塩分も高いので、適量を食べることをおすすめします。

 

明太子 食べすぎ/明太子の塩分量

明太子の片腹当たりの塩分量は約2g。一日の塩分摂取の目安は7gなので、バランスを考えながら食べる必要があります。

明太子の塩分が、その他の料理と比べて格段に高いというわけではありません。

健康に良いイメージである味噌汁も、およそ2.5gと、むしろ多いくらいです。

塩分の量が増えれば増えるほど、体は浸透圧の調整をはかり、水分が体内に出てむくみの原因になります。

あくまでも、バランスを考えながら明太子を食べましょう。

明太子 食べすぎ/まとめ

いかがでしたか?

明太子は“成人病の原因になる”ようなイメージを持っていた人も多いと思いますが、意外にも明太子自体はその他の料理に比べて遜色ない栄養源であることがわかりました。

しかしながら、現代の食べ物に困らない日本の社会において、“贅沢病”にもなる食べ過ぎには注意したいところです。

おいしく明太子を食べて、健康になりましょう!

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